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グレーゾーン

ないからきつくなるのですよ、と主治医

曖昧な答えなり付き合い、世界はこんなものですよ、と

はっきりとした答えは出さなくてもよいのです、と

 

白黒つけたがる自分

白黒つけないと気が済まない自分

確かに融通が利かない部分がある

人よりありすぎる、と言っても過言ではないほどの意固地な性格

 

正義をかざしている訳ではないけれど、

やはり筋が通らないと気が済まない

よって生きづらいのでしょう

 

いい加減になってください、と主治医

よい加減、とでも言いましょうか

 

その真面目過ぎる性格もなんとかしましょう、と主治医

真面目は悪いことではありませんが、時として自分を苦しめるものになりますよ

 

そして、愚かな私は彼に相談した

『真面目過ぎるのかしら?』

『そういう相談してくること自体、真面目な証拠、阿保らしい』

と一蹴

 

そうですね、真面目なことを相談するって真面目な証拠ですね

 

一生懸命なのが好き

死に物狂いで食らいついていくのが好き

だから今の仕事をやっている

職人の世界ですので、厳しく、難しいことも多い、

けれど、達成感は半端ない

 

真面目なのは子供のころから

やるからには何事もトップでいたい

手を抜きたくない

出来るところまで挑戦したい

そして、必ず結果を残したい

この思いと、親のようになりたくない一心で勉強に打ち込んだ

親は学歴もなく、家も貧乏な家庭だった

だから、親のようになりたくない、少しでもいい大学を出てよい給料をもらう為の勉強

 

部活も打ち込んだ

結果、よい成績を残してきた

しかし、親は褒めてくれなかった

反対に煙たがれた

勉強するよりも寝なさい、と何度も言われた

部活もほどほどにしなさい

よい成績を取れば取るほど、親は離れていった

おかしな話よね?

自慢の娘になりたかっただけなのにね

 

ほどほどだった下の妹はかわいがられた

親と仲がよかった

グレーゾーンの使い分けがうまかったのね、きっと

世渡りもうまい子だったし

 

一番下はどうしようもなく、何もしない子だった

けれど、姉妹の中では一番、親にかわいがられていた

出来ない子ほどかわいい、というのは本当のことのよう

何度も親は一番下の妹の件で学校から呼び出しをくらっていた

まったく私と正反対の性格

親にとっては、そういう子が理想だったのだろう

 

よく言われたのは

『お前はなにを考えているのか分からない』

褒めてほしいだけ、なんてこと恥ずかしくて言えやしないし、ただただ無口

認めてほしい、かわいがってほしい、気にかけてほしい

この言葉が出せなかった

態度にも出せなかった

可愛げがない子供だったんでしょうね

だから親も距離を置いていたのでしょう

 

結局、自分の首を絞めているのは自分である、ということ