あなたなら

主治医に言われたわ

『あなたならもっと早く回復すると思っていた』と

・・・

すべてを話していないものね、主治医に

どれだけ苦しんできたのか、どんな思いで生きてきたのか

 

なぜ、自分ならもっと早く回復するはずだとおもっていたのでしょうか?と尋ねた

『頭がいいから』と

 

それは関係ないのではないかしら?

学歴で人を判断するのは間違っているわ

世の中に出れば、学歴よりも重視されるものがあって、

結局はその世の中についていけなかった自分がダメなのよ

 

逆なことも言われたわ

『頭が良すぎるから、逆に苦しむのでしょう』とも

先を考えすぎてしまうから苦しいのだと

 

思考の変性が固まらないうちに訓練を、と勧められたわ、また

固まったら、もうおしまいみたいね

まだ、あなたは大丈夫、とも言われましたが、どうでしょうか

 

変性=人格が変わってしまうこと

確かに、そこまで重症ではないわ

統合失調症でもないですし

人格の入れ替わりもありませんし

 

先生の期待を裏切っていたのか、と少し落胆してしまいました

もっと早くなると思っていたのに、、、

なんて言われたら、傷つくのよ

やはり、自分はダメな人間なの?と

 

 

そうそう、心療内科に通うきっかけはね

仕事とプライベートで疲れ切っていた頃、眠れない日々が始まったの

そして、夜な夜な泣く日々が始まった

いろんなことに支障をきたすようになっていたわ、その頃

その頃は自分が病気だなんて思ったことはなかった

ただ、辛いから眠れなかったり、泣いているのだろう、とぐらいにしか考えてなかった

 

で、あまりにも眠れないから病院で働いている知り合いに

睡眠薬ってどこでもらえるの?』と尋ねたの

『内科でもらえるよ』

内科でもらったのが初めての睡眠薬

二週間分ぐらい出されたのかしら

とても効果の弱い睡眠薬よ、今思えば

リスミーあたりじゃないかしら?

2、3日飲んで、眠れたわ

 

ちょうど何かショックなことが起こったのね、その時

自殺っていうものは衝動的なもの、と言うけれど本当にそうだったわ

一気にその日の晩、飲み干したのよね

その頃は薬に対する知識なんて皆無だったから、一気に飲むと死ねると思っていたわ

そのあとのことは覚えてない、

けれど、普通に起きたわね

 

思ったの

このままでは自分は死んでしまう、と

そこから初めて心療内科へ通うようになったの

自殺願望なんてなかったはずだったのに、自分では気づいていないだけで実際はあったのね

それが衝動的に襲ってきて、ODしてしまった

まだ、若い頃だったから生きたいと願ったのかもしれないわね

20代半ばの話し

 

こんなきっかけで通い始めて15年ほど経つ

始めのころは、病気を治そうと努力していたわ、とても

病気になんか負けない、なんてね

 

今は諦めの気持ちが大きいわ

当時より気楽に生きているのにも関わらず

精神薬漬けにされた時点で終わりなの

たわむれに

仕事へ行けない日々が始まった

原因?

うつ、でしょうね

なんにもやる気が出ないし、なんにもしたくない

なんて言うと、ただの怠け者、だとお叱りを受けるのは昔からのこと

やる気が出ない=動けない

なんにもしたくない=食べられない

 

でも、ブログは更新できるじゃない?と言われると、なぜかこれだけは出来る

しないと不安感に押しつぶされる感じがして落ち着かないのよ

気持ちを紛らわせるためのツールでもあるわ

 

朝ね、ベランダから外を眺めている

次々と、毎日同じ時間に、同じ車が職場へ向かう

夕方ね、ベランダから眺めていると、同じ車が同じ時間に帰ってくる

 

自分の中に浮かぶ考えは

『あの人たち、毎日、毎日飽きもせず、休みもせず凄いなあ』

『あの人たち、毎日同じことの繰り返しの人生で楽しいのかしら?』

このふたつ

 

自分には出来ないことを彼らはしている

なにも疑問を持たないのかしら?と主治医に尋ねた

『普通の人は深くは考えませんよ、あなたが考えすぎなだけです』と

 

楽したい、働きたくない、そういう理由ではない

毎日、働きたいですよ、私だって人並に

しかし、突如として現れるうつの症状で出来なくなってしまう

 

ずっとベッドの上で寝たきりになるの

おなかが空いても、食べるものもないから薬を飲んでまた寝る

ちょっとでも調子のいい時があれば、その時に急いで食料の調達

 

こういう時期がくると、主治医は必ず

『季節の変わり目ですから、今を乗り越えれば、また楽になりますよ』と

何年聞かされてきただろう

 

日本は四季のある美しい国

しかし、その四季が自分を苦しめてるんだよね

また、季節の変わり目がくれば同じ苦しみを味わうのでしょう?

これをあと何十年続けなくてはならないのか、、、

その度、会社には迷惑をかけるし、周りの人間にも迷惑がかかっているだろう

 

もうね、どうしようもないじゃないのかしら

季節の変わり目ごとにこんな苦しい思いをするのって、拷問ですよ

しかも、主治医は一週間分しか薬をくれないから

毎週病院に行かなくてはならない

多く渡したくないのでしょうよ

全部飲んでしまうから

多く飲まれちゃまずいものも入ってるし

精神薬のおかげで、海外旅行も出来ないしね

海外では違法な薬も日本では未だに、処方しているから

 

こんな時『リタリン』でもあればね

昔のヤブ医者で処方してくれたのよ

今は処方はほぼ禁止になっているけれど、あれは効果は抜群だったわ

今で言う、合法ドラッグの類になるのかしら、それとも違法ドラッグ?

動けない、動かない体が動くのよ

脳内をハイな状態にしてくれる薬

まあ、望んでも今の精神科医は出さない薬なので仕方ないけれど、、、

 

薬と言えば、今一番頼りにしている薬が年内に生産中止なのか禁止されるのか

詳しくはよく分からないけれど、とても困るわ

ピンク色の錠剤とだけ言っておきましょうか

 

また、寝ます

 

精神科医って

先日の診察

『訓練が辛いです』と告げた

やればやるほど、苦しくなって余計にしんどさばかりが増します、と

 

『では、マインドフルネスをしてみましょう』

あのねえ、もうそれはやっていますよ、と心の中で

 『やり方教えるから見てて』

はあ、、、

 

主治医は口で息をしていた

鼻から吸って鼻から吐き出す、呼吸をね

これが正しいやり方よ、と思いつつも見ていた

 

海外の大手企業ではマインドフルネスを取り入れているわね

それから、自分はヨガをやっていたので呼吸法は知っている

主治医の間違った方法には触れずに、一言

 

『呼吸をし、心が落ち着きますよね?

   それからしばらくの間はいいでしょうが、またよくない考えが浮かんできてしまいますが、それはどうしたら?』

 

『とりあえず、変な考えが浮かんだらマインドフルネスをやってください

   一日に何回でも!』

面倒臭そうに答えたわね、あの人

 

あのアップル信者の主治医

すぐに感化されるわね

 

やれることはやっていますし、間違った方法を他の患者さんに伝えないのを祈るばかり

 

 

それから、きちんと規則正しい生活を送ってください、とも

無理よ

夜中は眠れないし、食事を作る気力すらないのだから、

それが病気ってもんでしょ

誰かが世話をしてくれるならまだしも、独りで暮らしていれば無理な話し

 

 

精神科医の仕事は薬を処方するだけの仕事かしら?なんてね

しかし、それに近いものを感じるわ

今まで罹ってきた精神科医はみな、薬の大量処方ばかり

これでもずいぶんと減らしたのよ

 

みな、自分の欲に走っているだけ、楽な方向に流れているだけ

根性なしの愚痴

不公平な世の中だと嘆いている

これはただ、自分が根性なしなだけ

 

『認知の歪み』

ここにぶちあたっている

いまさらよ

 

ここからは愚痴になってしまうけれど、

人間として産まれてきて、精一杯生きてきたつもり

それなのに

『認知の歪みが、、、』なんて言われたら、

そしてこれを治していくには訓練が、、、なんて言われたら

治るのには何年、何十年とかかるかもしれません、なんて言われたら

やっぱりしんどいよね

 

他の人、ここでは健常者としましょうか、精神的に

健常者だって、人間として産まれて、生きてきて

たぶん、私とそんなに大差なく生きてきたと思うの

なのに、彼らには『認知の歪み』が形成されなかった

 

少しの間、頑張ったわよ、治そうと

自分に言いきかせるのね

『こういう捉え方じゃなくて、もっと客観的に自分を見て違うように捉えよう』

やればやるほどしんどくて、

こんなことを何年も続けなきゃいけないって、おかしな話よ

彼らはしなくてもいいのに、、、

 

なにか自分は悪いことをしましたか?

犯罪なんて犯してもないし、普通に生きてきたつもりよ

こういう怒りって、ぶつけどころがないから困るわ

 

 

『寝る』

こんな当たり前の行為すら、人間としての本能すら出来なくなっているのよ

自分が寝るには薬がまず必要で、

寝る前には瞑想をし脱力状態にもっていって、

寝るためにリラックスした部屋づくりまでして、

ここまでやってもうまく眠れないのに、

人は夜になると勝手に眠くなるから、寝落ちしちゃうよ、なんて軽々しく言って、、、

正直、イラっとしますよ

当たり前のことが当たり前に出来ていることへの感謝なんて感じたことはないのだろうなあ

まあ、これはあくまで自分の勝手な妄想ですが

そして皮肉よ、健常者に対する

 

 

認知の歪みについては、もう訓練なんてしたくないのが正直なところ

訓練して治していけば、もっと楽に生きられるのは分かる

でも、しんどいのよ

訓練自体、しんどいし、

なぜ健常者がやらなくていいことを自分はしなくてはいけないのよ

って、ものすごい被害者意識が芽生えてしまうところも認知の歪みかしらね

それに、もうこんな歳ですし、これから治していくなんて面倒よ

しんどいしね

ほんとうに自分は根性なしよ

前を向けないし、未来は見据えない

 

 

逃げたいわ、すべてから

 

明日は診察ね

死にたいなんてワードを出すと薬を処方してくれなくなるから、言わないわよ

何事もないようにお話をして、薬だけは必要だから

 

合法的なドラッグよね、精神薬なんて

飲み始めたら一生付き合っていくもの

なくてはならないものになる

薬に支配される生活が始まるだけ

 

薬を飲み始めてから15年ほど経っていると思うけれど、

いまさらにながら思うわ

自分には薬ではなくて、心理療法が必要だったのではないかと

 

自分の根底あったのは認知の歪みだったのよ

いまさら、なに?それ?

もっと早くに気づいていれば、なにか変わっていたかもしれないわね

これは薬では治せないものだもの

 

 

そもそも、もう自分の中で認知の歪みを治そうという気がないから

これ以上苦しい思いもしたくないから

よい方向には向かわないわね

 

いつも正面からぶつかってきたけど、時には逃げてもいいんでしょ?

これは逃げさせていただくわ

 

 

普通に、というのは語弊があるかもしれないけれど、

そうね、それでも普通に生きたかった

これからも普通に生きていけるはずもないみたいだし、

ここで諦めるしか思い浮かばない

 

たぶん、これも認知の歪みってやつ?

もう、笑うしかないわ

 

主治医と議論

『商売繁盛で何よりですね』とご挨拶

『いいことなのか、悪いことなのか、微妙ですけれどね』と主治医

 

今日も疲れた顔をして、なにかありましたか?

『ストレスに弱すぎる自分がどうしたらよいのやら、と悩んでおります』

で、分析結果は?と主治医

 

『友人がいないので、愚痴を言う相手がいないことと、

   相手に期待し過ぎる自分がまだ、存在しているのですよ

   だから、しんどくなっていく一方でして』

 

そうですね、

あなた、まだ0か100の考えを持っていますものね

そして、自分と同じレベルを相手に求める

そうやっていった結果、友人を失ってきましたものね

恋人にしてもそうでしたね

 

すべては、幼少期に根付いた

『自分で全部やらなければならない』精神が消えてくれないのでしょう

自分がここまでやっているのに、

なぜ、この人はここまでやってくれないの?

しかし、あなたは怒りを表さず、心に仕舞い込み苦しむ

何度も言うようですけれど、

人間なんてほとんどの割合でサボりながら生きてるんですよ

何度言えば、分かってくれるの?

 

頭では分かっているんです、が心の底では反論していますよ、先生、と伝えた

 

あなたは、人をすぐに信頼してしまうタイプですし、

信頼を裏切られた時のショックが大きすぎるから余計にストレスで苦しむ

 

・・・

延々と議論し、

主治医は

『だからこそ、あなたのように信念を貫こうとする人間を応援してしまうのですよ、結局は、僕も人間ですので』

 

で、0か100の考え方の治し方教えてくださいよ

訓練しかないですよ

そうですよね、訓練しかない、って何度も言われてますね、ごめんなさい

 

あと、あなたが苦しむのはコミュニティーの問題もあるかもしれませんね

確かにそうですね

現在居る場所は、あなたにとってはレベル的にあまり良くないように思えます

それは感じていますよ

昔とはずいぶんと環境が変わりましたから

関わる人間のレベルによって、会話も変えていますし

自分では大丈夫だと思っていたのですが、

先生にはそう見えますか

 

あなた、現在の位置に居るのなら、もっと気を抜かないとストレスだらけになりますよ

でもね、先生

自分はやはり自分でいたい気持ちが強いのです

周りに溶け込みながらも、信念だけは貫いていきたいのですよ

意固地な性格ですね、相変わらず

 

先生と話していると話しが通じやすくて助かります

と、お礼をし診察室を後にした

 

別れ際

『死なないでね、これは主治医としてではなく、個人的な感情として』

『たぶん、大丈夫ですよ』

 

金曜日に薬をもらいに行ったときには泣きつかれました、先生に

『お願いだから、なんとかしんどいのを乗りきってください』と

泣き脅しですか?と笑ってやりすごした

 

 

9月1日は『裏自殺デー』らしい

分からないでもない

そこらじゅうで、子供たちが自殺してるから、引き込まれていく人は多いのだろう

 

しかし、子供は勇気があるわね

電車に飛び込み、屋上から飛び降り、、、

尊敬するわ

自分だったら、足がガクガクしてしまうわ

生きなくてはならない理由

なんでしょうか?

理由が分からない

仕事も休みがちになってきた

『うつ』のぶり返しかしらね

 

身体が言うことをきかないのよ

おまけに精神的に辛い

 

なぜ、存在してしまったのよ

お坊さんは言うわね

『人生とは苦行の日々です』と

 

確かにそうね

苦行すぎるわ

それとも、その苦行に耐えられない根性なしなのかもね

 

未来なんて誰にも分からないけど、

自分の中で未来は暗いものと認識

なにもないもの

 

のほほんと気楽な性格ではないので、

流されるように生きていくのは無理な話し

何も考えずに生きていくなんて無理な話し

 

ああ、久しぶりに父親の顔を見たわ

気持ち悪いほどににこにこしていた

イライラした

吐き気しかしなかった

自分勝手にもほどがある

 

だいたいの目途はたってきた

誕生日までしばらくある

それまでにね、なにか生きる目標でもできたらいいのにね

淡い期待ほど持ってはいけないものなんだけどね

 

前向きに生きていくなんて、現状の自分では無理よ

心が死んでいる

 

相変わらず体調はすぐれず、胃痛、頭痛の毎日

ODも相変わらず続けているのよ

このせいかしら?

 

そうでもしないと、現実に押しつぶされる

 

明日、足りない分をもらいにいかないとね

また、ひどいことになるから 

生理がこない理由

妊娠でもしたのかしらね

二週間遅れている

しかし、妊娠するようなことはしていない

避妊方法がまずかった?

ちゃんとしてたもの

 

主治医に相談

『生理がきません、あがりましたかね?』

 

『あなたの年齢ではまだ、考えられないですね

  血液検査をしましょう

  薬の副作用で女性ホルモンがくずれているかもしれませんので』

 

主治医は続けて、

『もし、妊娠していたらどうするのですか?』

自分は首を横にふった

産みません、との意味で

 

過去に二度、堕胎している

バカな自分よ

不倫男が子供を産ませてくれるわけもなく、

それでも信じて付き合って

本当にバカで愚かな女

自分の子供を二人も殺しておいて、まだ自分は生きてるんだもの

 

三人目、となるともう私も逝くしかないでしょう

 

彼には一応報告しておいたわ

『生理が遅れている』と

彼はその時はその時で考えればいいじゃない、と簡単に答えた

 

男というものは、堕胎の辛さがわからない生き物なのでは、と思う

身体を痛め、精神を痛め、良いことなどひとつもない

辛さしか残らないもの

そして、子供へ対する申し訳なさが押し寄せてくる

 

もしも、妊娠していたら彼の返答は分かりきっているわ

『自分たちの今の状況では堕胎するしかない』

 

自分の中の答えは、自分も死ぬこと

どうあがいても、子供はこの世に産まれてくることはない

 

 

もしも、妊娠していたらの話しね、これは

 

検査薬をやれば結果は出るだろう

怖いから出来ない、なんて、ホントに臆病者よ

血液検査の結果を待って、検査薬をしよう、と

 

毎日、生きた心地がしない

もしかしたら、もしかしたら、と考えてばかり

こんな意気地なしだから、余計なストレスを抱えて、余計に生理がこないのかもね

 

さっさと検査薬すれば?と言いたいでしょ?

結果が怖いのよ、正直

=死が待っているから

 

意外と早く死ぬときって来るものなのかもしれないわね